ゴッホ 最期の手紙

全編96分のアニメーション映画です。

しかし特徴的なのは、この映画のアニメーションは、6万5000枚の実際の油絵による絵画でできているということ。世界各国から125名の画家を集め、4年かかって描き上げたとのことで、その労力は想像するに余りありますね。


ストーリーは、ゴッホが自殺する生前に弟に出したとされる手紙を、郵便配達人が弟に届けに行く、という内容です。行った先でゴッホの死の真相に少しずつ近づいていきます。

彼に何があったのか。


名画「夜のカフェテラス」や「ひまわり」「星月夜」のような絵が、実際に動いているところを想像してもらえれば、この映画がどのような映像で作られているかが分かると思います。

油絵や抽象画なのに、うごいているように感じられる絵画ってありますよね。

まさにそれを体現したかのような映像になっています。


現実でも、セル画のアニメーションでも表現できない、油絵だからこそできる表現が本当に魅力。そして物語も涙を誘います。映画全編自体が、ひとつの絵の作品であるかのような印象を受けます。


96分と短いですし、わりと腰のあがりやすい映画なのではないかと思います。

絵画がすきなあなたにおすすめの一作。

映画を観たいとき

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