ダンケルク

クリストファー・ノーラン監督による戦争サスペンス映画。

第二次世界大戦初期のイギリス、ベルギー、カナダ、フランスから成る連合軍将兵は、フランスのダンケルク海岸でドイツ軍に包囲されていた。かれらの脱出劇を描いた作品。

物語は陸・海・空の３つの視点で描かれる。セリフはほとんどなく、映像によるディティールのみで物語は進んでいく。

陸は10日間、海は1日、空は1時間のスケールで描かれ、映画の終盤に陸と海の時間軸がクロスし、最後には空がクロスし物語が幕を閉じる。

ほとんどが映像のみで語られるため、独特な雰囲気を醸し出している。

ドラマ性や映像の迫力などに頼らない、素朴な戦争映画を観たいあなたにおすすめの一作。