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ジェイソンステイサムがハードボイルドを演じるアクション映画。

アクション映画とは言ってもストーリーが緻密に展開され、単純にガンアクションを楽しむだけには留まっていない素晴らしいクオリティの作品。ハードボイルドな会話も楽しさのひとつ。

クリストファーノーラン氏を思わせるような「あの時その場所でそんなことも起こっていたのか!!」手法が何度も登場し、時間軸を行ったり来たりしながらステイサム演じる"H"の真の動機が明らかになってゆく。

バカみたいに強い彼は観客を安心させると同時に、表情が読めず、何をしでかすかわからない恐怖感も味わわせる。苦くて美味い料理のような怪演をぜひ見届けてほしい。

ただし、グロテスクなものが苦手な人にはとことん向いていない。人が銃殺されまくる映画である。