イニシェリン島の精霊
舞台は1923年、アイルランドの本土から少し離れた島。
このパブ以外の娯楽は何もない島で、牛飼いの純朴な男パードリックと、物静かな音楽家のコルムは、長年友人として時間を共に過ごしてきた。
だがある日、パードリックはコルムから突然絶縁を宣言される。そして、もし話しかけてくれば、指を順に切り落としていく、とも言われる。
突然のことに頭が追いつかないパードリック。そして本当に何もなかったかのように過ごすコルム。
純粋なパードリックは、やがてコルムに話しかけてしまう。そののち、パードリックの家のドアに、何かがぶつかる音がする…
イギリス映画らしく、皮肉と後味の悪さが存分ににじむ作品。良い不快感が欲しい人におすすめの作品。
0コメント