イノセンツ
ノルウェー産のスリラー映画。
団地に引っ越してきた子供たちが次々に自身のサイキックに気づいていく話。この映画は、子供たちがサイキックを持っていたらこうなった、ということをただ淡々と描写していく映画である。
表情や映像表現で多くを語り、音楽やセリフは最小限にとどめているような印象を受ける。
全体として、ある団地の一角で起こった、子供たちだけが知っている出来事、という状況が見事に表現されている。
子役の演技がずば抜けて上手い。特に子供特有の、文字通りイノセントな悪意ある表情を自然に出せているところが驚きである。
「観ている人にこう思わせたい」が強く感じられない、受け取りやすい映画。
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